ウォルフレン
ウォルフレンの新作「日本だけ知らない・・・(タイトルが長すぎる!)」読了。
10数年前に「アカウンタビリティー(の欠如)」というキーワードを提起して以来
ウォルフレンの著作は常にチェックしている。
アカウンタビリティーという言葉は既にジョーシキの範疇になっている。
ちょうど猪瀬さんが「ミカドの肖像」で日本社会の核には空洞しかない、と喝破したころ。
これを言い換えれば「アカウンタビリティーの欠如」ということになるんだろう。
今回の新作は「帝国以降」本の範疇になるな。
ベンジャミンの「騙されるニッポン」と同じ視点/着眼点だ。
「米国の単独世界覇権の終焉を知らないのは日本だけだぞ!」と。
いまや「帝国以降」本がこれだけ書店の店頭に平積みされているのだから
「知らない」はずがないじゃん。
「知っているいるのに知らない素振り」というのが正しい指摘だろうね。
「マネー敗戦」で、日本の財務官僚が米国の赤字を知っていながら
ひたすら米国債を買い支えたのと同じ構造じゃないかな。
これって1929年の恐慌時に英国国債を買って、ポンドを支えたドルと同じ構造。
「構造」ったって、合理的な根拠なんてありはしない。
明日も今日と同じじゃない?とい人間の性癖によるものだ。
基本的に変化を恐れ、好まないんだね。
ま、これは生物の一般的な特徴なんだろう。
そもそも細胞がそうだからね。(これ「生物と無生物のあいだ」の受け売り)
米国の覇権はそろそろ終焉する。
イラクから撤退するのはいつ、どのようにするかが最もダメージが小さいか?
ま、これはブッシュ政権のあとに
「前の奴がバカだからさあ・・・。ほんと、しょうがない奴で・・・。」
とか何とか行って、引くっきゃないだろう。
問題は、そのあとにドルが基軸通貨の地位を確保できるか、
であり、円は対ドルで100円うを切るか、
であり、日本に企業は大丈夫か?
なんだな。
何しろトヨタは1円違うだけで利益が数百億円(数百万円じゃないぞ!!)飛ぶっつうんだから。
副島隆彦先生は「人民元を買え」「金地金を買え」って言ってるけど(今年の2つの著作で)
わしら庶民にはそんなカネはねえ!
できねえことを本に書くな!っつうんだよ。
「資産5億円以下の人は読んでも無駄」って本の帯に明記せよ。
(もっとも5億円以上っ既に10万人以上いるらしい)




