脱
解脱、というのとは違うけど、
「おっと、脱した」と気づく瞬間というものがあるらしい。
余りにも単純で却って見えなくなっていることに
気づく瞬間でもある。
きっかけは馬鹿馬鹿しいことだし、
気づいたことも馬鹿馬鹿しいほど単純だ。
確かに、余りにも順風満帆で有頂天になっていた。
この依頼が自分にくるのは当然だ、と思っていた。
現在でも思っている。
何しろ6年間の仕込みが結実したはずだったから。
こっちの読みと見通しの確かさを証明できた瞬間だったはずだ。
それが白紙になった。
勝負は下駄を履くまで分からんもんだ。
・・・では、済まんよ。
だが、負けは負けだ。
悔しくないはずはない。
・・・が、だ。
小さい。
それに気づいた。
フレームを見ろ、と他の人に言っておきながら、
目先の勝利にどうしても目がいってしまうんだな。
人間は弱い。
ま、これを小さいと気づけた自分にとりあえずの合格点を。
(これでめげていたら、
勝ったと思っているあの連中と同レベルになっちまうところだったぜい!)
日時: 2008年04月20日 23:34
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