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グリーン革命

上下2巻を読破。
著者フリードマンの主張には
一箇所を除いて、全面的に賛成する。

一箇所とは、「米国を前提にしている点」。
ここだけはなあ・・・。

彼の主張は、10年来自分が考えていたこととほぼオーバーラップする。
そのために、99年にワシントンDCに3ヶ月行った。
行った先がCIという環境NGOだ。
生物多様性をConserveするエリートNGOだ。

正直に言えば、生物のEcologyにも
環境のEnvironmentにもそれほど個人的な興味は無い。
が、これらと強いつながりがある「Energy」問題には多いに興味がある。
環境問題には以上の3つのEが存在する。

CIのグレン・プリケットが「グリーン革命」の下巻に数回登場する。
フリードマンの有力なブレインでパートナーとして。
99年にワシントンのCIに行ったときには、
Directorだったが、いかにも出世しそうな若者だった。
今やCIの副会長だとはねえ・・・。(予想通りか)

ワシントンで考えたことは愛知万博でも企画として提出したが、
一つも採用されなかったっけ。
時期尚早だったのだろう。

脱石化エネルギーへの対応は、時間の問題は別にして不可避だ。
怠惰な奴、センスの無い奴、イマジネーションの乏しい奴には、
いつでも時期尚早だろうが・・・。

対応すべき基本的な理論はとっくに発見済み。
あとはFeasibilityなんだが、初期段階では莫大な投資が必要になる。
その額は経済合理性を遥かに超えている。
これまでは、「戦争」が非合理的な投資を正当化してきた。

現代の基礎インフラである
コンピューターは、原爆の開発に当たった科学者達が
終戦後に立ち上げた会社によって開発された。
その会社は後に「IBM」という社名に変更された。

インターネットは
元々米国の軍隊が『開発したテクノロジーがきっかけだったことは広く知られている。

もちろん現在、副次的な効果を狙って戦争を起こすなどというのは非現実的だ。
特に日本にはノーチャンス。

となるとどこにブレークスルーを見出すのか。
これが21世紀前半の勝負の帰趨を決するだろう。
それが喫緊の最大の政治課題だと言って過言ではないと思う。

率直に言って、現下の政治状況、
あるいは政治家の顔つきを見ると
絶望的な気持ちになる・

恐らく、次の世代に持ち越されるのだろうが、
そのときに日本がどうなっているか、
既にグリーン革命の下巻に明確に書いてある。
(ただし、フリードマンはそれを「このままでは米国はこうなるだろう」と書いてあるが、
それを「日本は」と置き換えるだけでいい。

久しぶりにDCに行って、グレン達と会ってみたいと思った。

日時: 2009年04月19日 17:13 |

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