TSS「スポーツ総合研究所」

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最近の成果

「人生マニュアル」という勝間女子が翻訳した本を読んだ。
40年くらい前に、米国の心理学者が書いたもの。
自己啓発本の一種。

自己啓発の方法なんてたくさんあるわけがない。
既に出尽くした感がある。
だから、どれを読んでもいいのだが、
自分が普段、授業などで若い者に言っていることと
大体オーバーラップしていてニヤニヤしながら読んだ。
読みながら、こえを授業でやるならこんな図を作るな
などとメモしたら、数ページ後にその図が出てきた箇所が2回。
これには思わず笑った。
結局、人生の生き方なんてそんなに多くの種類があるわけではないのだな、と。

ジョンハートの「川は静かに流れ」は、あたりだった。
この作者の作品はもう2つほど読んで楽しめそうだ。
北方謙三が好きな人はおススメだ。
Dフランシスの競馬シリーズ中の最高作「利腕」のシッドハーレーを連想させるところもある。
米国の南部や中西部の「暗さ」という点では「極大射程」の世界にも似た匂いがある。
重厚なミステリで、テーマは家族。

最近、娘がポールオースターを読み始めた。
「ムーンパレス」から「偶然の音楽」に進んだようだ。
あれは、ハマルな。

「不幸な人間を作るハーバードMBA」は、頗るおもしろく、
かつ勉強になった。今年のベスト5に入るかも。

一昨日、「多摩大学創立20周年記念講演&シンポ」を聴講。
冒頭の寺島学長の講演は、昨年末の多摩大学関係者向けの講演とほぼ同内容。
(つかみの「空海の話」は違っていたが)
シンポでは第三代学長のクラーク氏の話が興味深かった。
中でも、「日本では大学院の役割を企業がしている」は
現在考えていることと通じていたので納得。
企業に入ってから実施される「研修」の一部を
大学入学時にやれば4年間の学生生活の成果が違うだろう、という仮説。

自己啓発セミナーなどで最も一般的な
「自己発見」「気づき」プログラムは、
大学1年生で十分通用するものだ。
むしろ、「自己発見」は早期にした方がいい。
というわけで、大学生向けの「自己発見プログラム」を思案中。

「人生マニュアル」や「ハーバードMBA(HBS)」の本も
そのための資料として読んだものだった。
(超ネタばらし)

確実に成果があがるのに「なぜやらないか?」
研修で儲けている企業が高値で商売しているので、
値崩れを恐れているのだろう。
実際、相当な利益率を確保しているはずだ。
第一に資本やコストが余りかからない。
だから、高額な講師料を払えるし、
華美な施設で実施する。
これは大学では無理だ。

第二に、大学の先生では指導ができないこと。
大学の先生のほとんどは、自分の研究領域以外に無関心だし、
自己啓発は、ビジネス社会で実績が無いと説得力のある指導が難しい。

しかし、上記2つの課題の克服方法はある。
先に実施した大学は生き残るだろう。
(ただし、大学生全てに有効なわけではない。
一定のレベル以上の学生でなければ無理だ。)

日時: 2009年06月19日 07:39 |

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