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再び、五輪招致の意味

かつて、体協の会長としてIOC総会で
「アジア初の五輪開催を東京で」
と訴えたのは、嘉納治五郎だ。

当時、既に齢70を越えていた嘉納の主張は、
「アジアで開くことにより、白人だけの五輪でなくなる。
それは五輪の精神の実現そのものである」
この中には「日本」が無い。
「五輪のため」と「アジアのため」はある。
そして日本は事前の予想を覆し、1940年の開催権を得た。
その後、太平洋戦争に突入したため、日本は開催権を返上し、
幻の東京大会は、その実現まで更に四半世紀を要した。

今回のブラジルの大統領の主張は、
嘉納の主張の南米/ブラジル版に他ならない。
このメッセージに勝てる論理が東京にあっただろうか。
嘉納ならば今回の結果、いや
そもそも立候補自体をどのように評しただろうか。
問うてみたい気がする。
(以上332字)

日時: 2009年10月04日 07:06 |

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