インビクタス~負けざる者
本日、インビクタスという映画を観てきた。
ネルソンマンデラが大統領就任後に南アで開催したラグビーのWカップの話だ。
スポーツの持つパワーを再確認しながら、
こういうことが起きない日本に生まれた幸せと、
逆に過酷さの無い故に生ずる「勝負弱さ」について考えさせられた。
これほどの重いものを背負う奴は代表選手の中にはいないし、
そんな必要も無い国だ。
(勝負の前日に、代表選手全員で
マンデラが27年間過ごした牢獄を観に行く。
これは重い。
日本代表が鳩山御殿を観ても、しらけるだけだろうし。)
平和ではあるが、欠落の無いものにもがき求めるモノもない。
それが幸せなのかどうかは別だが・・・。
とエンドロール見ながら考えているうちに、
98年のフランスから帰国した岡田監督が
ラグビーの平尾氏と対談したときの言葉を思い出した。
代表に呼んでから、彼らの甘さを治せるのか?
それは日本社会の緩さの故に生じているのである以上、
それを監督が直すのは不可能だろう。
そして、今回の東アジア選手権で感じた「妙なもの」について、
もしかしたら岡田監督は、そこを分かったうえで、
敢えて、現時点で選手に問うたのではないか、と思い至った。
生ぬるい選手たちに「自問せよ」と課題を与え、
監督としての指示をあえて与えず、
自分たちで考えさせたんではないかな。
それに応えられなかった選手たち、
という図式であれば、あの妙な事態は理解できる。
(逆に、そうとでも考えなければ、説明がつかない。)
映画を観た後に、今の日本との差の大きさについて考えざるを得ず、
それはスポーツの差の背景にあることに再度思い至った。
代表選手全員があの映画を観るべきだ、と思う。
そして「背負う覚悟」の有無を考えさせるべきではないか、と。

