TSS「スポーツ総合研究所」

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「岡ちゃん、ゴメンネ」について、再考

メディアが謝罪するのは、どのような場合か?

第一に「誤報」問題。
記事の捏造などは論外だが、広く「誤報」問題の範疇に入れよう。
いずれも報道機関としては致命的。
今回、岡田ジャパンについて「誤報」があったろうか?
そこは未検証だが、「事実」についての誤報は無かったんじゃなかろうか。

第二に、「解釈」の誤り。
これは、微妙な問題だ。
逃げようとすれば、いくらでも言い逃れは可能。
岡田ジャパンの現状と展望について、
本番前の各メディアの「ダメ出し」は、読み間違いだったのだろうか?
直前の変更が「功を奏した」以上、「ダメ出し」の指摘は正しかった、
とする解釈は十分説得力がある。
必ずしも「言い逃れ」ではあるまい。

第三のケースは、報道漏れ。
報道すべきことを、報道しなかった。
あった、と思う。

第四は、逆に過剰報道。
大したことがないものを、扇情的に扱ったケース。
これの典型が、「岡田監督の進退伺い」問題である。
某紙は二日に渡って、「出した」「撤回」と一面で扱った。
はっきり言おう。「バカ」である。
意図が不明で混乱している。
スキャンダリズムは、スポーツ紙にとって、「天に唾する行為」である。
一時の向こう受け狙いが、スポーツの価値を毀損するのであれば、
自己否定であり、致命的だ。
「尊重」を欠くと、スポーツは死ぬ。
マラドーナ監督が会見で、
「お前ら、もうちょっと選手たちに敬意を払えよ」
と記者達に向かって吐いたのは、正鵠を射ているのだ。
(天才は感覚的に本質をつかむ!)

以上を総括すると、メディアは、
「尊重」を欠いた報道について、選手や監督のみならず
ファンも含めた全ステークホルダーに謝罪すべきであろう。
「何について」「誰に対して」の謝罪か、はっきりしないまま、
「何か旗色悪いし、謝っちゃえ」的な対応は、
矜持の無さを露呈し、事態を更に深刻化させる。
「メディアの信用失墜」が進行するだけの仕儀に陥るはずだ。

かくなる事態で、敢えてポジティブな面を見ようとすれば、
我々、読者側の学習能力に期待しよう。
メディアリテラシー(=メディアを疑え!)の確立に一歩前進。
(したかなあ・・・・?)

日時: 2010年07月07日 01:47 |

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