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サッカーBIZ vol2

vol.1でMLSのビジネスもでるの特異性について言及した。なぜか。

日本ではプレミアを始めとする欧州のサッカーリーグとJリーグを比べ、
「道なお遠し」と断ずる傾向が今もって主流だ。
日本のメディアは、何かと言うと「なぜJリーグはプレミアのようにならないのでしょうか?」
という質問を投げかけてくる。
その質問には「プレミアより劣るJの不甲斐なさ」をなじるという前提が垣間見える。
「サッカーBIZ」のビジネスモデルは、世界一律であるわけが無い。
サッカーは世界共通の競技だが、大陸別に、国別に、そのスタイルが違うように、
サッカーBIZだって、国別に違うのが当たり前である。
日本の社会や経済が、世界のどこにも無い形で繁栄を享受してきたという事実を忘れてはなるまい。

 例えば、現時点でクラブの半分以上は、親会社からの出向者が社長を務めている。
そんなプロリーグがどこか他にあるだろうか?
(これはプロ野球も同様で、MLBと比べるのは、本質的に間違いである。)
Jリーグは世界でも特有な日本という社会構造と、
従って特有な経済構造を背景に持ったプロサッカーリーグというサッカーBIZなのである。
となると、欧米のサッカー成功事例がそれほど大きな参考になるとは言えまい。

欧州における民間TV事業のスタートの後れが、
彼の地のサッカーBIZには大きなアドバンテージになった。
それを知らずに、サッカーのスポンサーシップの多寡を議論するのは、全くのナンセンスである。

ビジネスとして成功した事例をベンチマークする際の原則は、
「なるべく近い条件で違う結果を出している成功事例を探せ」であるが、
そもそも欧州と日本ではサッカーを巡る条件がかなり違う。
「サッカーと言う競技のゲームを商品として扱う」という点以外に共通点を見出すのは、
実は困難なのである。

日時: 2012年01月03日 12:01 |

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